2014年11月15~19日の日程でアメリカ合衆国心臓協会(AHA)年次学術集会が極寒のシカゴで開催され、当教室からも精鋭が参加し、発表して参りました。
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AHA 2012 in Los Angeles, California
AHA 2008 in New Orleans, Louisiana
学会期間中は、澄んだ青空に恵まれたものの、最高気温が0℃、最低気温は-15℃から-10℃と、これまで経験したことがない極寒の状況での開催となりました。
学会といえば、企業展示や市民へのアピール講座なども楽しみです。心肺蘇生の市民講座では、小学生から大人までが格安の練習キットを片手に楽しく蘇生の実習に励んでいました。
AHAでの企業展示はここ数年低調でした。特に大型医療機器の展示が、すぐ後に控える北米放射線学会での展示に移ってしまい、AHAでの機器展示が大幅に減少しています。その中で、薬剤メーカーの健闘が光ります。日本からも散見されました。中でもD社は大型のブースを構え、存在感十分でした。
さて、肝心の学会発表ですが、当教室からは森雅之先生(大学院2年)が初の口述発表に挑戦しました。実は昨年のAHAではポスター発表であったため、この1年精進に精進を重ね、この日に備えてきました(本人談)。100人程度収容の比較的小会場での発表でしたが、9割埋まった聴衆を前に健闘したようです。
また、彼の発表は即日オンラインでテクロス社から速報アップされています。
口述発表は森氏のみでしたが、ポスター発表では、多田隼人助教、野原淳准教授、野村章洋先生(大学院2年、ハーバード大学留学中)の諸氏が数題発表いたしました。