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AHA 2013 in Dallas, Texas

2013.11.27 | 海外学会 | 学会・研究会 |

アメリカ合衆国心臓協会(AHA)年次学術集会が去る2013年11月16日―20日、テキサス州ダラス市で開催され、金沢大学循環器内科グループからも多くの演題が発表されました。

テキサス州ダラスのシンボル、1934年に建築されたペガサスが目印のMagnolia Hotel
テキサス州ダラスのシンボル、1934年に建築されたペガサスが目印のMagnolia Hotel

 

過去のAHAの記事はこちらへ。

AHA 2012 in Los Angeles, California

AHA 2011 in Orlando, Florida

AHA 2010 in Chicago, Illinois

AHA 2009 in Orlando, Florida

AHA 2008 in New Orleans, Louisiana

AHA 2007 in Orlando, Florida

 

ダラス市での開催は久しぶりで、筆者らもその変貌ぶりに期待して参加しました。折からのケネディ大統領暗殺50周年とのことで町全体が幾分賑やかな感じではありましたが、応年の賑やかさにはほど遠い感じでした。

ダラスコンベンションセンターから市街を望む
ダラスコンベンションセンターから市街を望む

AHA学術集会への参加者は減少しつづけていたようですが、今回は増加傾向に転じたようです。金沢大学グループからの発表のうち、目を引いた研究を紹介します。大学院1年目の森 雅之先生、国産の冠動脈ステント「Nobori」の早期内膜化をブタモデルで検証し、留置後2日で早くもステントが薄い組織で被覆される様子を観察しています。注目すべきは、この発表がon-lineで速報されたことです

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冠動脈ステントの早期内膜新生の話題を提供した森 雅之先生。この直後、Tcrossからのインタービューを受けた。

国立循環器病研究センター心臓血管内科心不全科で活躍中の舟田 晃先生は、ライフワークの肥大型心筋症における、レ二ン-アルドステロン系遺伝子の多型と心房細動発症の関連に関する研究を口述発表しています。

 発表後座長と討論する国立循環器病研究センター心臓血管内科、舟田 晃先生。

発表後座長と討論する国立循環器病研究センター心臓血管内科、舟田 晃先生。

 

海外での学会参加の楽しみに、会食や留学中の医局員との再開などがあります。今回は、ハーバード大学に留学中の多田隼人先生との再開に花が咲きました。多田隼人先生は、疾患原因遺伝子をGWASで行っています。

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ハーバード大学留学中の多田先生(右)と談笑する野村章弘先生。TOEFL88%、日本国内で結構いい留学グラントをゲットしたらしい。
 28オンス(約700グラム)のステーキ(左)、デザートのチョコレートケーキ(中)そして巨大スフレを完食した森 雅之先生。
28オンス(約700グラム)のステーキ(左)、デザートのチョコレートケーキ(中)そして巨大スフレを完食した森 雅之先生。

 

ダラスコンベンションセンター近くにあります由緒ある欧州調ホテル「Adolphus」は宿泊者が将来教授職につく伝説を有しています。ダラス訪問の際は、ケネディ大統領暗殺現場、Westendの土産物屋街、ステーキハウス(大抵どこでも美味)のみならず、Adolphusの探訪、宿泊をお勧めします。ちなみに当教室の山岸教授は前回がFairmont Hotel, 今回はSheraton Hotelでした。念のため。2014年のAHA学術集会はシカゴでの開催だそうです。

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