当教室では、AHA、ACC、ESCなどの欧米学会のみならず、国内の総会、地方会での発表にも力をいれています。これは、折角の経験、知見を広く社会に還元する立場、また自己知識の整理のためにも大切なことです。

2014年10月25日（土）・26日（日）の日程で愛知県で行われました日本循環器学会東海北陸合同地方会では、若手の発表が目立ちました。

高嶋先生（循環器専門後期研修１年目）は大変慎重ななかにも大胆な発表を行いました。

 

当教室では女性医師の活躍も目立ちます。八木麻理子先生は心筋症における遺伝子の重複異常と臨床病型についての発表を行っています。

今後も国内学会での知見の発表を大切にしていきたいと考えています。

2014年8月30日から9月3日にかけてスペイン・バルセロナで欧州心臓学会（ESC）年次集会に当教室から多数の演題発表がありました。

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林研至

[Poster] Functional characterization of rare variants associated with lone atrial fibrillation

 

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坂田憲治

[Poster] Impact of patients’characteristics, procedural, angiographic, and IVUS findings on neoatherosclerosis after stent implantation: Insights from optical coherence tomography study

 

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 今野哲雄

[Poster] Electrocardiographic QRS fragmentation as a marker for myocardial scarring in hypertrophic cardiomyopathy

 

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舟田晃

[Oral] Prognostic impact of quantification of late gadolinium enhancement in cardiac magnetic resonance on mortality and morbidity in hypertrophic cardiomyopathy with systolic dysfunction

 

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宝達明彦

[Poster] A founder mutation of the myosin binding protein-C gene in hypertrophic cardiomyopathy and adverse outcomes with compound heterozygosity

 

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津田豊暢

[Poster] Prevalence and prognostic value of early repolarization (j wave) in patients with hypertrophic cardiomyopathy

 

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永田庸二

[Oral] Right ventricular hypertrophy as a determinant for clinical severity in hypertrophic cardiomyopathy: evidence from magnetic resonance imaging

 

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中橋卓也

[Poster] Cabg clinical syntax score and euroscore as predictors of long term clinical outcomes in patients with previous coronary artery bypass grafting undergoing percutaneous coronary intervention

 

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野村章洋

[Poster] Fragmented QRS as a prognostic tool for predicting cardiac events in hypertrophic cardiomyopathy

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吉田昌平

[Poster] Impact of fluorodeoxyglucose uptake in right ventricule on adverse events in patients with cardiac sarcoidosis: observational study of combined use of FDG-PET and LGE-MRI

 

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田中仁啓

[Poster] Cardiac tamponade is the major cause of death in stanford type A acute aortic dissection: Insight from unenhanced post-mortem computed tomography

 

[Poster] Impact of fragmented QRS complexes on clinical diagnosis of cardiac involvements and prognosis in patients with sarcoidosis

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ヨーロッパのCardiologistの主戦場であるESCにこのような多彩な研究成果を発表することができ、近年の循環器研究室の充実を示しています。

 

次回はLondonへの道です！

第78回日本循環器学会学術集会で金沢大学循環器内科グループから複数のシンポジウムなどでの発表がありました。

 

過去の日本循環器学会学術集会の記事はこちらへ

第77回日本循環器学会学術集会（2013年3月、横浜）

第76回日本循環器学会学術集会（2012年3月、福岡）

第75回日本循環器学会学術集会（2011年8月、横浜）

第74回日本循環器学会学術集会（2010年3月、京都）

第73回日本循環器学会学術集会（2009年3月、大阪）

第72回日本循環器学会学術集会（2008年3月、福岡）

 

今回は久しぶりに東京国際フォーラムを中心としての東京都内での開催でした。

学会では、多数の一般演題とともに学会の花形でもあるシンポジウムにも複数の発表がありました。輪島市立病院副院長・循環器内科の北　義人先生は、地域医療と循環器救急の話題を提供しました。

2011年の学会では震災のため発表がキャンセルとなった北先生。思いのこもる講演となりました。

また小松市民病院循環器内科の高田睦子先生は、女性循環器内科医師のキャリアアップなどの話題を討論しました。

総合討論に臨む高田睦子先生

このように金沢大学臓器機能制御学教室の関連病院からシンポジストとしての発表があり、北陸全体のレベルアップが窺いしれます。また、最終日には山岸正和教授も演者を務めた心臓病に関する市民講座が開催され、１３００名の聴衆を集めました。

演者の山岸教授がゴマ粒程度にしか見えないぐらいの盛会でした。尚、この市民講座に関する記事が間もなく朝日新聞に掲載される予定です。来年は４月に大阪で開催される予定です。