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第4回 生活習慣病最新治療セミナー

2016.06.15 | 学会・研究会 |

2016年6月30日(木)にANAクラウンプラザホテルにおいて下記の研究会を開催致します。

【第4回 生活習慣病最新治療セミナー】
日時 2016年6月30日 19:00-20:50
会場 ANAクラウンプラザホテル 3F 「鳳の間」

【6月30日】第4回生活習慣病最新治療セミナー

●講演1
「パーフェクト24時間血圧コントロール Up-To-Date 〜生活習慣病と睡眠〜」
座長:金沢大学大学院医薬保健総合研究科 循環器病態内科学 教授 山岸 正和 先生
演者:自治医科大学 内科学講座循環器内科学部門    主任教授 苅尾 七臣 先生

●講演2
「睡眠と生活習慣病のかかわり」
座長:金沢大学大学院医薬保健総合研究科 循環器病態内科学 教授 山岸 正和 先生
演者:筑波大学 国際統合睡眠医科学研究機構(WPI-IIIS)   教授 佐藤  誠 先生

講演1では苅尾先生より循環器専門医の立場から血圧日内変動を正常にすることの重要性を中心にご講演頂く予定です。
また不眠は高血圧や糖尿病等の生活習慣病の発症リスクを高めるとともにコントロール不良にも関与していると考えられています。不眠の改善によって高血圧や糖尿病のリスクの軽減が期待できることを
「高血圧と不眠症の関係」「不眠症と動脈硬化について」を中心にご講演頂く予定です。

講演2では佐藤先生よりSAS専門医の立場から「睡眠と代謝の関係」,「SASと生活習慣病の関わり」を中心にオレキシンの基礎データからGABA系薬剤の作用、睡眠時無呼吸症候群の診断と治療について講演頂く予定です。

生活習慣病と密接に関わる睡眠について深く学ぶ会を企画致しましたので多数の先生方のご参加をお待ちしています。

香坂先生来る!~抗凝固療法勉強会~

2016.06.15 | 学会・研究会 |

今週末に慶応大学循環器内科より循環器領域の若手オピニオンリーダーとして名高い香坂俊先生をお招きして勉強会を行います。

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日時 2016年6月17日(金)19:30-21:00
会場 ホテル日航金沢 3F 「孔雀の間」

特別講演①
座長 金沢大学医薬保健研究域医学系循環器病態内科学 教授 山岸正和 先生
演者 金沢大学附属病院 検査部 助教 林研至 先生
『遺伝子からみた心房細動発生機序と治療』

特別講演②
座長 医療法人社団浅ノ川 心臓血管センター金沢循環器病院 CEO 名村正伸 先生
演者 慶應義塾大学 医学部 循環器内科 講師 香坂 俊 先生
『データでみる抗凝固療法でのバランス感覚』


 

多くの先生方のご参加をお待ちしております。

Digestive Disease Week 2016 (2016年米国消化器病週間) 学会参加報告

2016.06.11 | 海外学会 | 学会・研究会 |

Digestive Disease Week 2016 (2016年米国消化器病週間) 学会参加報告

5月21日~24日にかけてアメリカのサンディエゴで開催された、米国消化器病週間(DDW)に参加してきました。DDWとは、米国消化器学会(AGA)、米国消化器内視鏡学会(ASGE)、米国消化管外科学会(SSAT)、米国肝臓病学会(AASLD)の4学会の総会が同時に開催されるもので、消化器領域では世界最大規模の学術集会です。毎年5月中旬に開催され、今年は全米で最も気候が良いといわれているサンディエゴでの開催でした。広い会場内を歩き回るのは大変ですが、最近はスマホのアプリで発表や会場の検索が容易にできるので、重い冊子を持ち歩く必要はなく、便利になったものだと思いました。

Digestive Disease Week 2016 (2016年米国消化器病週間) 学会参加報告

私の発表はポスターセッションで、消化管腫瘍の内視鏡的切除の新しい方法の一つ、「アンダーウォーターEMR」の治療経験についてのまとめでした。手技のコツや適応について熱心に質問される韓国の先生がおられ、苦手な英語にジェスチャーを加えて濃厚に説明しました。感銘を受けたのか理解できなかったのか不明ですが、後でメールするということでアドレス交換をしましたが、いまだメールは届いていません。

Digestive Disease Week 2016 (2016年米国消化器病週間) 学会参加報告

学会の合間を利用し、短時間ながら観光も楽しみました。サンディエゴは、アメリカ西海岸の南端、メキシコとの国境に接しており、年中温暖な気候です。滞在中も毎日澄みわたる青い空でした。少し歩けばそこは美しい海岸で、ゆっくりと流れるヨットを眺めながらのコーヒーブレイクは、心も体もすべてリフレッシュしてくれる極上のひとときでした。贅沢な時間はあっという間に過ぎ、後ろ髪を引かれる思いで帰国してきました。

今後も国内外を問わず様々な学会・研究会に、機会があれば積極的に参加して、日々の診療に生かせる知識・技術を吸収していきたいと思います。

謝辞
学会参加の機会を与えていただいた関係者各位へ、この場を借りて厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。

発表:中西 宏佳
ポスター
Short-term outcomes of underwater endoscopic mucosal resection (UEMR) for colorectal tumor

記事 助教 中西 宏佳

第89回 日本内分泌学会学術総会(京都)に参加して

2016.06.04 | 学会・研究会 |

第89回 日本内分泌学会学術総会(京都)に参加して

2016年4月21日から23日まで国立京都国際会館で開催された第89回 日本内分泌学会学術総会に参加しました。
私たち内分泌・糖尿病研究室では内分泌学に興味を持っている医学生(医学部6年生)とともに参加することが恒例となっており、今年も2名の医学生が立派に症例報告を行ってくれました。

6年生の感想です。

学生実習の一環として、第89回日本内分泌学会に参加させていただきました。
自分にとっては初めての学会で堅苦しい所で肩身のせまい思いをするのではないかと不安で一杯でしたが、武田仁勇先生をはじめ多くの先生方に沢山のご指導をしていただき、症例についてプレゼンをすることができました。
また、発表の準備をしていく中で、患者さんの病態について深く知ることができたように思います。
恥ずかしながら今まで国家試験、学校のテストに向けて、暗記ということばかりをしておりました。しかし、今回一人の患者さんについて内分泌学的考察することができ、自学自習だけでは学ぶことのできない、内科的にトータルでみるという視点についても学ばせていただきました。
学会当日は様々な内分泌疾患についてたくさんの講演をきく機会がありました。そこでは教科書で習った疾患についてさらに深く、検査、病理、疫学、治療について全国の先生方が活発にディスカッションされておられたことが印象に残っております。1つ1つの症例報告の積み重ねが病態の解明、さらには新しい治療にもつながっていくということを学びました。
2週間という短い期間でしたが、貴重な学会発表の機会をいただきまして、丁寧にご指導いただきまして、誠にありがとうございました 。医師になっていつかまた学会発表ができるよう、日々努力して参りたいと思います。

金沢大学医薬保健学域医学類6年
上田 祐希

金沢大学医薬保健学域医学類6年 石坂真菜

私は、クリニカルクラークシップで臓器機能制御学教室を選択し、日本内分泌学会学術総会で発表するという貴重な機会をいただきました。今まで学会で発表は疎か参加すらしたことがなかったので、上手く発表できるか不安でした。しかし、準備期間では疾患の勉強に加え、プレゼンテーションの基本やわかりやすい発表のコツを一から身につけることができ、自分にとって将来にも役立つ良い経験となりました。
また、会場では自分の興味のある分野の発表を自由に聞くことができ、内分泌疾患の知識を深めることができた充実した3日間でした。今回の実習で学んだ数多くのことを、これからの生活で存分に役立てていきたいと思います。ありがとうございました。

金沢大学医薬保健学域医学類6年
石坂真菜

さて、当研究室からも大学内外から多くの発表がありました。

発表者

武田仁勇

○武田仁勇
シンポジウム3 ステロイド合成酵素遺伝子のエピジェネティクス


内分泌糖尿病研究室チーフ 米田 隆 Takashi Yoneda, M.D., Ph.D.

○米田隆
一般演題11 片側性アルドステロン症の術後再発頻度


米谷充弘

○米谷充弘
ポスター27 一般住民検診における原発性アルドステロン症の頻度に関する調査研究


○橋本篤
ポスター25 アンジオテンシンⅡ依存性原発性アルドステロン症の臨床像(第2報)

○武田仁裕
一般演題4 内臓脂肪における細胞内グルココルチコイドモジュレーター, 11β-HSD1のエピジェネシスポスター23 急性刺激及び慢性刺激によるアルドステロン合成酵素遺伝子CYP11B2のメチル化への影響

若林祐介

○若林祐介
ポスター63 副腎静脈血のコルチゾールが異常高値を示した原発性アルドステロン症の1例


東谷拓弥

○東谷拓弥
ポスター62 副腎癌との鑑別が困難であった後腹膜脱分化型脂肪肉腫の1例


○加畑映理子(研修医)
ポスター63 副腎性高血圧と血圧変動の異常

○石坂真菜(金沢大学医学部6年生)
ポスター40 重症の心不全を伴った先端巨大症の一例

○上田祐希(金沢大学医学部6年生)
一般演題21 多発転移を有する胸腺原発のカルチノイド腫瘍による異所性ACTH産生腫瘍の1例

金沢の地より内分泌・代謝学の新たな知見が発信できるように、基礎研究に臨床研究に邁進しておりますが、学会参加を通じて改めて身が引き締まった思いとなりました。

浅ノ川総合病院 内科 武田仁裕