当教室からの英語原著論文はホームページ内の「これまでの業績」に収められています。
原著論文を執筆するにあたりましては、以後その論文がどのようにインパクトをもって引用されるかという点も大変関心あるところです。ちょっと前になりますが、The Lancet誌に、引用文献数160篇の肥大型心筋症に関します総説が掲載されました。
Hypertrophic obstructive cardiomyopathy.
Veselka J, Anavekar NS, Charron P.
Lancet. 2017 Mar 25;389(10075):1253-1267. Review.
我国からの引用は6篇を数えましたが、そのうちの一つに、当方の藤田崇史氏、藤野陽氏、林研至氏らによります遺伝子関連の原著論文が引用されています。
Fujita T, Fujino N, Anan R, Tei C, Kubo T, Doi Y, Kinugawa S, Tsutsui H, Kobayashi S, Yano M, Asakura M, Kitakaze M, Komuro I, Konno T, Hayashi K, Kawashiri MA, Ino H, Yamagishi M. Sarcomere gene mutations are associated with increased cardiovascular events in left ventricular hypertrophy: results from multicenter registration in Japan. JACC Heart Fail. 2013 Dec;1(6):459-66.
今後も、このような形で引用され続けるような研究を進めることも大切でしょう。