2016年6月9日~12日の4日間に渡って大阪市で第61回日本透析医学会学術集会・総会が開催され、私たちリウマチ・膠原病研究室から多数の発表がありました。
○藤井 博
ポスター 関節リウマチと鑑別を要し、透析導入に至った痛風腎・痛風関節炎の一例
○中島 昭勝
口演 当科に於ける長期留置型カテーテル(テシオカテーテル)の使用経験
○水島 伊知郎
ポスター 高Ca血症による急性腎不全を発症した自己免疫性膵炎合併原発性副甲状腺機能亢進症の1例
ポスター 悪性高血圧症により腎不全急性増悪、脳出血、大動脈解離を同時に発症した慢性腎不全の1例
○鈴木(金) 華恵
口演 肺動脈性肺高血圧症による心肺停止から救命し得た長期透析患者の1例
○西岡 亮
口演 乳房壊死性筋膜炎を伴う劇症型A群連鎖球菌感染症に対し標準的治療に加えPMMA-CHDF, PMX-DHPを施行し救命し得た一例
○江端 知美(石川県立中央病院初期臨床研修医)
口演 炭酸ランタン内服中に閉塞性大腸炎を来した透析患者の一例
○古林 崇史(石川県立中央病院初期臨床研修医)
甲状腺クリーゼによる意識障害を呈した関節リウマチ合併透析患者の一例
○山下 真(石川県立中央病院初期臨床研修医)
口演 免疫吸着法を施行した抗NMDAR抗体関連脳炎の一例
関連施設である石川県立中央病院腎臓内科・リウマチ科からは3名の初期臨床研修医の先生が参加・発表されました。困難な症例ばかりでしたが、非常によくまとまった発表となっており、感銘を受けました。
私たちリウマチ・膠原病研究室ではリウマチをはじめとする膠原病はもちろん、腎臓病・透析患者の診療も行っており、石川県の透析治療の一端を担う者として患者さんのために何ができるか日々自問自答しながら、これからも精進していきたいと思います。
リウマチ・膠原病研究室
鈴木華恵