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吉田昌平先生の「タコツボ型心筋症」症例報告

2012.11.28 | Publications | 臨床 |

当教室吉田昌平先生の症例報告がEditorialに大きく取り上げられました。

金沢大学臓器機能制御学・循環器内科吉田昌平先生が執筆された「タコツボ型心筋症」に関する症例報告論文がInternational Journal of Cardiology誌にEditorialとして大きく取り上げられています。吉田昌平先生は自らが関連病院研修中に経験された「タコツボ型心筋症」を合併症に焦点を当てた症例報告として、International Journal of Cardiology (IF=6.008)に投稿、受理されました。

Yoshida S et al. Stress-induced takotsubo cardiomyopathy complicated with wall rupture and thrombus formation.Int J Cardiol. 2012 Nov 1;161(1):e18-20. doi

この論文に関して、ジョージワシントン大学内科のT.O. Cheng博士らがEditorialを寄稿されています。

Cheng TO et al Takotsubo cardiomyopathy, mental stress and the Kounis syndrome.Int J Cardiol. 2012 Nov 15;161(2):65-7. doi

一般的な「タコツボ型心筋症」に関する解説に加えて、今回の吉田昌平先生の症例について触れ、心破裂と心臓内血栓形成という重篤な合併症を伴った貴重な症例であり、成因を洞察する上で大変興味深いと評価されています。大変面白いことに、そのEditorialをみていますと、英文中に突然、「蛸壺」なる漢字が記載されています。筆者も英文論文に数多く触れる機会がありますが、海外の一流誌(IF>5)で英文中に漢字をみたのは初めてです。「タコツボ型心筋症」に対する注目度の高さが窺えます。

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