Echo Kanazawa 2009は盛会裡に終了しました。
本講習会は、平成18年より始まり、今回で第4回目となります心・血管エコー図の教育研修を目的とするプログラムです。心エコードプラ検査を始めて1~2年目から中級までの臨床医、臨床検査技師の方々を対象とし、現在全国の第一線で活躍されている医師および技師の方々に心エコー検査の進め方、心エコー・ドプラ、および血管エコー計測法について実際に症例を呈示しながら講演して頂きました。講演には多くの症例の動画像を提示して頂き、また従来から症例のライブデモンストレーションを行い、多くの講習生の皆様方にわかりやすく習得していただくことを目指しました。本年は、Echo Kanazawa 2008に参加していただいた方々の要望もあり、血管エコーの講義、症例ライブを充実させました。また、基本から最先端超音波画像技術などに関する講演をはじめ、各講演、ライブにおきまして、北陸、全国でトップレベルの講師陣によるプレゼンテーションを企画しました。今や心エコー・ドプラ検査による正確な病態把握、診断、治療方針の決定は臨床の場で必要不可欠です。本講習会が循環器系医師、超音波検査技師の技術向上、心エコー診断レベルの向上に寄与するものと確信しております。
Echo Kanazawa 2009は5月30、31日の2日間、北は北海道から南は九州福岡まで、計402名の皆様にご参加頂き、無事終了しました。折からの新型インフルエンザ流行の影響が心配されましたが、幸い石川県での新規発生もなく、開催にこぎつけることができました。石川県庁近くの地場産業展示館本館の大会議室は終始、参加者で埋めつくされ本会への期待の大きさを物語っておりました。
恒例の会場となりました、地場産業展示館。金沢駅からは少々距離がありますが、駐車場の問題などを考えますと、現在のところ一番利便性が高いと考えております。
会場を埋め尽くした参加者の皆様。開始から終了まで聴講者が殆ど減らないのが、Echo Kanazawaの特色です。また、ライブ企画では、実際の症例を、現場の技師、医師の手により心エコー画像をその場で再現する醍醐味を存分に味わって頂けたのではないかと思っています。
会場正面に設置されました、特設心エコー検査場(左)で実際の症例診断を進めました(右)。
更に、関係各方面の多大なご協力も得ることができましたのも、実のある講習会になった要因でございます。
講習会講師、座長をお願いした、金沢大学循環器内科の高村雅之先生。
同じく座長の藤野陽先生
来年もEcho Kanazawa 2010を2010年6月26、27日に渡って開催予定しております。参加頂く皆様の御所属からも、Echo Kanazawaが全国的にも益々注目されつつあることが窺えます。皆様方のご意見、ご希望をお伺いし、より実のある講習会に育て上げたいと願っております。ご期待ください。