第4回Dar El Fouad病院国際循環器会議(4月22-23日、カイロ)での山岸正和教授の招待講演の模様をお伝えします。
去る4月22-23日エジプト共和国カイロにあります、名門Dar El Fouad病院とカイロ大学医学部循環器内科の共催により開催されました第4回Dar El Fouad病院国際循環器会議に、当科山岸正和教授が唯一の日本人として招待を受け、講演しました。本会議はカイロ大学循環器内科准教授のDr. Amr Mostafa氏が学術委員長として開催され広く循環器病学に関する最新の意見交換を行うものでした。
地元エジプトや中近東諸国、米国、フランス、イタリアそして日本と、非常にバラエティーに富むメンバーが参加しての開催でした。
エジプトでも生活習慣病の蔓延が大変な話題となっており、動脈硬化性血管疾患の話題が中心でしたが、山岸教授は要請によりTakayasu arteritisと心血管再生医学についての講演を行いました。Takayasu arteritisは金沢大学で見出された疾患でもあり、発表に当たってはこの点も強調されたとのことです。
カイロは人口1800万人の東京以上の大都会です。
欧米のみならず、我が国とも繋がりの深い、かの地での講演依頼を受けたことは、循環器病学を標榜する私たちにとって大変な誇りを感じます。