2008年9月8日-10日、東京国際フォーラムにおきまして、第56回日本心臓病学会学術集会(会長:高本真一東京大学心臓外科教授)が開催され、金沢大学循環器内科および関連施設からシンポジウムなど多数の発表がありました。
今回は、金沢大学循環器内科から、シンポジウム2題(井野秀一講師、中西千明大学院生)、ビジュアルワークショップ1題(舛田英一助教)、一般演題4題に加えて、関連施設からパネルディスカッション(石川県立中央病院三輪健二先生)を始め多数の演題発表(金沢循環器病院4題、富山赤十字病院3題、福井循環器病院1題、福井県立病院1題、小松市民病院1題、国立循環器病センター1題)があり、大いに盛り上がりました。
シンポジウム「心不全の薬物療法Update」(座長:山口大学循環器内科 松崎益徳教授ら)
井野秀一講師:「遺伝子変異から見た肥大型心筋症の心不全管理」
シンポジウム「心血管再生医療の現状と展望」(座長:大阪大学心臓外科 澤芳樹教授)
中西千明先生:「心筋幹細胞の活性化による心血管再生療法:骨髄由来間葉系幹細胞移植による検討」
石川県立中央病院の三輪健二先生はパネルディスカッションで見事な発表を行いました。
ワークショップ「CT/MRIによる非侵襲的心血管疾患診断」
舛田英一助教:「MRI法による心筋繊維化進展の評価と予後予測:トロポニンI遺伝子変異肥大型心筋症における検討」
舛田英一助教はいつもの冷静さで淡々と発表しました。
一般口演演題、ポスター演題においても多数の発表がありました。
日本循環器学会学術集会と並び、心臓病学会も臨床を中心とした意義ある学会です。この様な学会での活発な発表は、循環器内科を標榜する私たちにとって大変な励みになります。