4月13日午前5時57分ごろ、何気なく「あさチャン」を視聴しておりましたら、けさのグッとな話として、「60歳の新人研修医が、、、」「過疎地域での臨床研修を始め、、、」「将来は総合診療医を目指して、、」という、キャスターの報道がありました。
「もしや」と思って、カメラを構えていましたら、やはりそうでした、一昨年本学を卒業したM君でした。彼は日本国霞が関某省の官僚の椅子を捨て(聞くところによりますと、「審議官」級だったそうです)、毎朝3時起床で勉学に励み、本学に学士入学、その後、本年めでたく医師国家試験に合格した苦労人なのです。
当教室の臨床講義で、教授がM君に「この疾患の予後についてはどうか」と質問したところ、「その点についての見解は、3つに分かれるところであります。予後はいいという見解、まあまあという見解、そして予後は悪いという報告等がございまして、まだ一定の基準は出来ておりません」という回答でした。教授が「M君はどこかの役所出身か?」と質問しますと、「はい、霞が関のNS省キャリア官僚でした」との返事。印象深かったです。
当教室には、M君が在職したNS省庁とは異なるG省出身の官僚経験者もベッドサイドラーニングに参加しています。彼もM君ですが、将来はアフリカとか中近東で活躍したいと言っているようです。乞う、ご期待です。
(本文中の画像は2015年4月13日放送の北陸放送「あさチャン」からの引用です)