金沢大学臓器機能制御学教室では情報の社会貢献を重視する立場から、市民公開講座を開催しています。
今回は、「心臓病から命を守る:狭心症・心筋梗塞との付き合い方」をテーマに循環器診療に携わる医師と市民の皆さんで一緒に心臓病から命を守る方法について考えて行く会を企画致しました。
市民公開講座 心臓病から命を守る:狭心症・心筋梗塞との付き合い方
開催日 2014年3月16日(日曜日)午後2時30分ー4時30分
開会の挨拶 山岸正和 金沢大学循環器内科
第一部 講演会 こんなに怖い狭心症・心筋梗塞
座長 後藤由和先生 金沢大学救急部
1.狭心症・心筋梗塞はこんなに怖い 石川県立中央病院循環器内科
安田敏彦先生(20分)
2.生活習慣病と狭心症・心筋梗塞 金沢大学循環器内科 坂田憲治先生(20分)
3.心臓病と救急車:命を守るキーポイント(仮題)
金沢大学救急部稲葉英夫先生(20分)
第二部 パネルディスカッション 狭心症・心筋梗塞との付き合い方
座長 金沢大学循環器内科 坂田憲治先生
金沢医療センター循環器内科 小見 亘先生
パネリスト
石川県立中央病院 安田敏彦先生
金沢大学循環器内科 中橋卓也先生
金沢循環器病院 内山勝晴先生
松任中央病院循環器内科 八重樫貴紀先生
洞庭医院院長 洞庭賢一先生
金沢大学救急部 稲葉英夫先生
閉会の挨拶 金沢医科大学循環器内科 梶波康二先生
主催 石川県急性心筋梗塞専門医療機関連絡会
(代表 金沢大学臓器機能制御学・循環器内科 山岸正和)
後援 石川県健康福祉部
日本循環器学会北陸支部
金沢市医師会
当日は突然の「嵐のような天候」でしたが、100名余りの市民の皆様の参加を得て、盛会となりました。前回は「心筋症」に関します市民公開講座を開催しましたが、今回のテーマは「心臓病から命を守る:狭心症・心筋梗塞との付き合い方」と冠動脈疾患に関する講座です。
第一部では、3名の先生に講演していただきました。
生活習慣病と狭心症・心筋梗塞について講演します坂田憲治先生
心臓疾患と救急治療に関しては、稲葉英夫教授に講演をお願いいたしました。
100名余りの聴衆が熱心に聴講され、質問も数多く頂きました。
第二部のパネルディスカッションでは、石川県での主要施設から若手の先生方に出席頂き、それぞれの病院での狭心症・心筋梗塞への取り組みについて討論していただきました。
石川県庁からは後援頂きました健康福祉部の木村次長からの総括を頂戴し、今後の取り組みついての御意見を頂きました。また、報道機関からも本市民公開講座の内容が紹介され、このような開かれた社会貢献への関心の高さが伺われます。私たちのグループでは皆様の期待の沿うべく今後とも活動を続けてまいります。