2007年11/3〜7までフロリダ州オーランドにてAHAが開催されました。わが臓器機能制御学講座(循環器内科)より、山岸正和教授をはじめ、林研至先生、今野哲雄先生、坂元裕一郎先生の4演題が採択され、各研究成果を発表致しました。発表演題は以下の如くであります。
(1)QT延長症候群の分子遺伝学的解析(林研至循環器内科助教)
(2)QT延長に関わる関連遺伝子の解析(坂元裕一郎循環器内科医員)
(3)肥大型心筋症における心筋非薄化の検討(今野哲雄循環器内科助教:現ハーバード大学留学中)
(4)心筋細胞移植治療の臨床的検討(山岸正和循環器内科教授:国立循環器病センターとの共同演者)
以下坂元裕一郎先生からの学会奮闘記です。
2007年アメリカ心臓協会年次学術集会(AHA)に後天性QT延長症候群とHERG遺伝子異常の関係をまとめたポスター演題が採択され発表してきました。
11月6日が発表日であったので11月4日午後出国の予定でいましたが、搭乗後離陸前にエンジントラブルが判明し、一度飛行機を降りることになりました。
航空会社が用意したホテルに一人で滞在し、その間現地のホテルへ定刻にチェックインできないことを国際電話を通して片言の英語で伝えたりしなければならず、まだ出国もできていないのに旅行のはじまりは最悪でした…。
翌日朝、飛行機は無事とびましたが乗り継ぎ先のデトロイドでも自分の荷物が中々届かなかったため乗り継ぎに間に合うよう空港内を走ったりして最後まで大変でした。
幸い発表には間に合いましたが何が起こるかはわかりませんね。
「もう国際学会なんて行くものか〜っっっっ。」
なんて思ったりもしましたがこのような大きな学会に参加し、海外の人とも発表内容についてディスカッションできたことは大変よい経験であったと思っています。
帰国後はまた発表できるよう日々の臨床に加え研究、英会話に奮闘中であります。
(文責:坂元裕一郎)