2016年9月30日(金)~10月2日(日)にかけて仙台市において第39回日本高血圧学会総会が開催されました。
当研究室から、大学内外から多くの発表がありました。
武田仁裕 金沢大学附属病院
副腎におけるアルドステロン合成酵素遺伝子CYP11B2のエピゲノム
米谷充弘 金沢大学附属病院
コルチゾール産生腫瘍の体細胞変異はDNAメチル化に影響しているか
原発性アルドステロン症に対する手術例から見た副腎静脈サンプリングにおけるACTH負荷の有用性の検討
澤田慧 金沢大学附属病院
一般住民を対象とした原発性アルドステロン症の有病率に関する調査報告
小西正剛 金沢大学附属病院
サブクリニカルクッシング症候群の心機能
胸腺カルチノイド腫瘍を伴ったクッシング症候群の1例
橋本 篤 金沢大学附属病院
レニン依存性原発性アルドステロン症の臨床像
古川健治 JCHO金沢病院
2型糖尿病患者に対するGLP-1受容体作動薬リキシセナチド2年間投与のナトリウム排泄作用、及び血圧、心拍数への影響について
私自身、今回はクッシング症候群関連のポスター発表を二演題行う機会をいただきました。それぞれ多くの先生からご助言やご指摘を賜り、非常に貴重な経験となりました。
また、学会開催に先んじて、9月27日にWilliam E. Rainey先生(University of Michigan, USA)に金沢にご来訪いただき、原発性アルドステロン症の歴史から、最新の知見に至るまで、多岐にわたる内容のご講演をいただきました。なかでも、原発性アルドステロン症の最初の症例を報告されたConn先生の肉声をお聞きすることができたことが非常に印象的でした。
多くの先生方にご助力いただき、今回学会に参加、発表することができました。この場をお借りし、深く御礼申し上げます。今後とも先生方の御指導・御鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。
金沢大学附属病院 内分泌・代謝内科
金沢大学大学院 循環器病態内科学教室
小西正剛