第1回 北陸-国循心不全ネットワーク
–重症心不全紹介症例報告会- のご案内
謹啓 皆様におかれましてはご健勝のことと存じます。
さて来る10月18日に「第1回北陸-国循心不全ネットワーク-重症心不全紹介症例報告会-」を、金沢大学病院宝ホールにて開催する運びになりましたのでご案内申し上げます。
重症心不全診療、移植医療は日々進歩しております。今回は国立循環器病研究センター移植医療部の先生方をお招きし、まず第1部では『重症心不全治療の現状』のテーマで瀬口理先生からご講演を頂きます。心臓移植の適応、どの時点で心臓移植を考慮するか等の基礎的な内容から、臓器移植法改正後に心臓移植医療がどう変わったか、現実になりつつある植え込み型人工心臓を用いたDestination Therapyについて等のUp-to-dateな内容までご講演頂く予定です。また第2部では、実際に北陸地方から国立循環器病研究センターに心臓移植目的に転院搬送となった症例について、転院搬送までの経過を症例1は石川県立中央病院循環器内科井上勝先生、症例2は厚生連高岡病院循環器内科栗田康寿先生に、また転院後の経過を国立循環器病研究センターの先生方に報告頂きます。2例とも担当の先生方が治療に難渋し最終的に心臓移植を選択された非常に勉強になる症例です。また後半には皆さんが心臓移植について日々疑問に思っていること、また治療方針に難渋している担当症例について、国立循環器病研究センター移植医療部の先生方に直接質問できる時間も設けさせて頂きました。以上、重症心不全診療、移植医療につき理解を深められる興味深いプログラムとなっておりますので、ご来場賜れば幸いに存じます。
皆様にはお忙しいところ誠に恐縮に存じますが、是非ともご参加くださいますようお願い申し上げます。
謹白
平成28年9月吉日
金沢大学医薬保健研究域医学系・循環器病態内科学
山岸正和
舟田晃