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藤村治先生の不整脈レクチャー

2008.01.31 | 教育 |

2008年1月29日にカルフォルニア大学ロスアンゼルス校(UCLA)医学部付属病院で臨床教授(循環器内科:不整脈担当)を勤めておられる藤村治先生が2年振りに金沢に来られ、5-6年生を対象としたミニレクチャー「頻脈性不整脈の鑑別と対策」、また翌日は4年生の臨床講義で、「植え込み型除細動器の開発」をして頂ました。

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4年生に対しては、23年間のアメリカ生活のためか中盤以降は英語での講義となり、いつもと少し違う講義の雰囲気を楽しんで頂けたのではないかと思っています。また、質問では(1)日本人がアメリカで循環器内科医として、どのような立場で貢献しているか?(2)心臓移植で名高いUCLAでの日本人医師の位置づけなど、日頃海外での研修に興味を持っている学生から質問が飛びました。UCLAに興味のある先生は当科までお問い合わせ下さい。

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AHA 2007 in Orlando, Florida

2007.12.07 | 海外学会 | 学会・研究会 |

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2007年11/3〜7までフロリダ州オーランドにてAHAが開催されました。わが臓器機能制御学講座(循環器内科)より、山岸正和教授をはじめ、林研至先生、今野哲雄先生、坂元裕一郎先生の4演題が採択され、各研究成果を発表致しました。発表演題は以下の如くであります。

(1)QT延長症候群の分子遺伝学的解析(林研至循環器内科助教)
(2)QT延長に関わる関連遺伝子の解析(坂元裕一郎循環器内科医員)
(3)肥大型心筋症における心筋非薄化の検討(今野哲雄循環器内科助教:現ハーバード大学留学中)
(4)心筋細胞移植治療の臨床的検討(山岸正和循環器内科教授:国立循環器病センターとの共同演者)

以下坂元裕一郎先生からの学会奮闘記です。

 

2007年アメリカ心臓協会年次学術集会(AHA)に後天性QT延長症候群とHERG遺伝子異常の関係をまとめたポスター演題が採択され発表してきました。

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11月6日が発表日であったので11月4日午後出国の予定でいましたが、搭乗後離陸前にエンジントラブルが判明し、一度飛行機を降りることになりました。

航空会社が用意したホテルに一人で滞在し、その間現地のホテルへ定刻にチェックインできないことを国際電話を通して片言の英語で伝えたりしなければならず、まだ出国もできていないのに旅行のはじまりは最悪でした…。

翌日朝、飛行機は無事とびましたが乗り継ぎ先のデトロイドでも自分の荷物が中々届かなかったため乗り継ぎに間に合うよう空港内を走ったりして最後まで大変でした。

幸い発表には間に合いましたが何が起こるかはわかりませんね。

「もう国際学会なんて行くものか〜っっっっ。」

なんて思ったりもしましたがこのような大きな学会に参加し、海外の人とも発表内容についてディスカッションできたことは大変よい経験であったと思っています。

帰国後はまた発表できるよう日々の臨床に加え研究、英会話に奮闘中であります。

(文責:坂元裕一郎)

DALM(XVI International Symposium on Drugs Affecting Lipid Metabolism)

2007.10.27 | 海外学会 | 学会・研究会 |

野原淳助教(脂質研究講座)、川尻剛照助教(循環器内科)、高田睦子助教(循環器内科)が平成19年10月4日~7日に米国ニューヨークで開催されたDALM(XVI International Symposium on Drugs Affecting Lipid Metabolism)にて演題発表しました。

 

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この学会は脂質代謝、動脈硬化などの専門家が多数参加する学会で、3年に一度開催されます。今回は、野原先生が核内受容体遺伝子多型が脂質低下治療に及ぼす影響についてoral presentationを、川尻先生がピタバスタチンの効果とCoQ10について、高田が冠動脈硬化症と頸動脈IMTの関係についてそれぞれposter sessionにて発表しました。

 

学会終了日10月7日にはNYヤンキーススタジアムで、プレーオフ地区シリーズ第3戦を観戦し、球場の雰囲気に圧倒されながら松井選手の応援を行いました。

世界の中心といわれるニューヨークの雰囲気を肌で感じ、とても充実した1週間を過ごしました。

(文責 循環器内科高田)

 

 

 

 

第55回日本心臓病学会(2007年9月、千葉)

2007.10.12 | 学会・研究会 |

第55回日本心臓病学会学術集会が平成19年9月10-12日の日程で行われました。

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循環器内科坪川俊成先生(大学院)、同 坂田憲治先生(助教)が各々「心血管の再生医学」、「冠動脈不安定粥腫の診断」のシンポジウム、ワークショップで日頃の研究成果を発表いたしました。

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また、土田真之先生(大学院)も能登半島地震と心血管イベントに関する話題の研究発表を行いました。

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循環器内科を標榜する私どもにとりまして、このようなレベルの高い場での発表は誇るべきことで、これからの研究の進展が期待されます。

第114回日本循環器学会北陸地方会(金沢)

2007.07.12 | 学会・研究会 |

第114回日本循環器学会北陸地方会が2007年7月1日に金沢で開催されました。

4月から初期臨床研修として循環器内科をローテーションした、4名の研修医の先生が堂々と症例報告をされました。3ヶ月間の彼・彼女らの成長には目を見張るものがあります。これからも頑張ってほしいと願っております。

申先生が普段は見られない緊張した顔で質疑応答に答えています。

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西尾先生は上級医に劣らぬプレゼンテーションができたのでしょうか!?           

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中西先生は落ち着いた丁寧な発表をしていました。

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山崎先生の鋭い視線は聴衆を威圧します!

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土田医員が「能登半島地震と心血管病発症の関連」について発表した後は、会場では活発な意見がかわされました。

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この話題が北陸中日新聞(7月4日付け)に掲載されました。

 

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