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ASN 2017 in New Orleans, Louisiana

2017.12.21 | 海外学会 |

2017年11月1日~5日にアメリカ腎臓学会(ASN) Kidney Week2017が開催され、当教室からも演題発表がありました。

ASNは112か国から約16000人の会員からなる世界でも最大規模の学会で、年1回のKidney Weekでは参加者が毎年増え続けており、非常に活気があります。         今年はニューオリンズで開催され、当科からは山田特任准教授と原助教が参加しました。

 

山田先生
議論を交わす原先生

 

 

 

 

 

 

 

 

今回は当教室からポスター発表がありました。                                                                                                                                                                    ANCA関連血管炎の腎病変の病理学的な重症度分類は現在広く用いられていますが、これは糸球体病変のみに基づく分類であり尿細管間質や血管病変は含まれていません。同じclassでも尿細管間質・血管病変の重症度によって腎予後は異なるのではないかという仮説の元、傍尿細管毛細血管炎(PTC炎)に着目して腎予後を検討ししています。その結果、PTC炎は独立した腎予後を悪化させる因子ではない、というものでしたが、学会のディスカッションではPTC炎のgradeを層別化するなど様々なアドバイスを頂きました。                                                                                                                                 驚くべきことに、隣のポスターの演者が重症度分類を作成したグループで、「改訂しようと考えているけれど、気になっていることをよくやってくれた!」と興味を示してくれました。                                                                                        「早く形にせねば!!」と原先生は意気込んでおられました。

 


Satoshi Hara

“Clinical Impact of Peritubular Capillaritis on Renal Prognosis in ANCA-Associated Glomerulonephritis”

Satoshi Hara, Fae Suzuki, Ichiro Mizushima, Kiyoaki Ito, Hiroshi Fujii, Kazunori Yamada, Mitsuhiro Kawano.


 

ニューオリンズではあまり観光をしませんでしたが、ジャズとクレオール料理は堪能しました。                                     たまたま入ったジャズハウスではなんとベースの方が日本人でした。もともと生物学の研究をしようとアメリカに来たのが、何かの拍子でもう20年近くジャズでベースを演奏されているそうです。人生とは不思議なものです。クレオール料理はスパイシーな南部料理で、カキなどシーフードも多いため日本人には馴染みやすい味でしたが、どの料理も基本的にしょっぱく、3日目くらいにはつらくなりました。

 

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