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学会・研究会 

危機管理に関する講演会

2017.06.19 | 学会・研究会 |

去る平成29年5月18日に附属病院経営企画部の主催で危機管理に関する講演会が開催されました。当教室の山岸正和教授が企画の発案・運営を行いました。

 

 

講師は警視総監を務められた池田克彦氏です。危機発生からの対応だけではなく、予想・予防的対応からの一連危機管理、クライシスコミュニケーションなどについて、学ぶ機会となりました。

池田氏は警察庁で永らく警備警察分野を歩まれ、北海道・洞爺湖サミットの折には警備部門のトップとして差配されたご経験をお持ちであり、原子力規制庁長官として原子力災害の対応をされてきました。

危機管理とは、事後処理のごとく世間では理解されがちです。しかし、危機管理の本質をリスクコントロール・ ダメージコントロールと捉えたうえで、クライシスコミュニケーションまでを視野に入れたお話を、過去の福島第一原発事故や成田空港管制塔事件、広島バスジャック事件などを例にご講演頂きました。

医療機関や学内での小規模な危機管理はもちろんのこと、昨今のテロの発生状況や地域として想定する大規模事故などの事態に対して、教職員・医療従事者などがあらかじめ対応を考えるうえで貴重な機会となりました。

 

 

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