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ACC 2016 in Chicago, Illinois

2016.04.15 | 海外学会 | 学会・研究会 |

金沢大学循環器病態内科学 助教 中橋 卓也

2016年4月2日から4月4日にかけてアメリカ合衆国イリノイ州シカゴで開かれた第65回米国心臓病学会(American College of Cardiology:ACC)に参加しました。日本では桜開花のニュースが聞かれ始めた頃でしたが、シカゴの気温は低く、真冬のコートが必要でした。本学会で注目を浴びた研究も紹介したいと思いますが、なにより同僚との海外出張自体に心が弾み、現地での旧友との再会にテンションも上がったこともあり、大変有意義なものとなりました。日程の関係で観光はあまりできませんでしたが、シカゴでの地ビールやピザの味は格別でした。


ACC 2016に参加して

今回のACCでの医局メンバーによる発表は以下の通りです。

○多田隼人
Poster session
Whole Exome Sequencing in Primary Severe Hypertriglyceridemia
Poster session
Lipoprotein(a) in familial hypercholesterolemia with PCSK9 gain-of-function mutations

○中橋卓也
Poster session
Impact of Baseline Angiographic Complexities on Clinical Outcome in Patients With Previous Coronary Artery Bypass Grafting Undergoing Percutaneous Coronary Intervention

○田中仁啓
Poster session
The Utility of T-wave Amplitude in Lead aVR on the Clinical Diagnosis of Cardiac Involvement in Patients with Sarcoidosis.

ACC 2016に参加して

さて4月3日には自分自身でのポスター発表があり、この分野の研究に興味をもって下さった先生方に英語でプレゼンテーションを試みました。伝えたいことの半分も言えてなかったかもしれませんし、質問された内容も半分くらいしか理解できてなかったかもしれません。それでも普段の生活では得られない刺激や研究意欲は十分に沸いてきたので、今後に活かしていきたいと思います。海外での学会発表は自分にはとても無理、と考えておられる若手の先生方もおられるかもしれませんが、普段感じている疑問や、自施設で行われている医療が、あんがい教科書にも載っていない新事実である場合もありますので、どんどん挑戦していって欲しいと思います。
最後になりましたが、今回の研究でデータを提供してくださった心臓血管センター金沢循環器病院の先生方、また、普段から研究のアドバイスや御指導をくださる金沢大学の先生方に心より感謝申し上げたいと思います。

金沢大学循環器病態内科学
助教     中橋 卓也

 

編集追記:Chicago大好きなACCです。

過去のACCの記事はこちらへ。

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ACC 2014 in Washington, D.C.

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