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富山赤十字病院震災救護派遣報告

2011.04.01 | 臨床 |

富山赤十字病院震災救護派遣報告(抜粋)

教室の関連病院の一つ、富山赤十字病院は、病院の設立意義からも災害医療への貢献が最大限に求められています。今回の東日本大震災でも本院に勤務致します、私たちの教室員が大きな役割を果たしています。

田口富雄先生(循環器内科部長):3月17日―20日まで、物資補給を兼ねて、石巻赤十字病院での救護活動に従事。石巻北部を巡回診療し、嘔吐、下痢など、特に消化器疾患の治療に従事。また、避難所での処方は、感冒薬、睡眠薬、降圧薬、糖尿病薬が中心であったという。アスピリンの供給不足が問題となった。全体的には重症患者は少ないようであった。

吉田太治先生(循環器内科医師):3月20日―23日まで救護業務に従事。石巻赤十字病院には、新たな患者が次々と搬送され、多忙時の富山県二次輪番を彷彿させる業務量であったとのこと。夕刻は別の日赤班と交代する予定であったが、到着が遅れたため準夜帯までカバーした。

尚、30日現在の情報では、現地では消化器急性疾患が多く、その他慢性疾患の長期管理が肝要になるであろうとのことであった。

今回の震災での救護活動に参加された方々やサポートされた方々には、本当に頭が下がります。

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