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教育 

ダリウォール先生の診断セミナー

2009.06.24 | 教育 |

2009年6月19日、20日の両日に渡って、ティアニー先生のお弟子さんであるダリウォール先生を招聘し、臨床教育セミナーを開催しました。

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ダリウォール(Dr. Gurpreet Dhaliwal)先生はカリフォルニア大学サンフランシスコ校の極めて優秀な臨床医であり、教育者でもあります。ゆっくり、わかりやすく内科診断学のプロセスをレクチャーして頂きました。

参加者は多くは本学の学生さんでしたが、当院の研修医はもちろん、関東からの学生さん、研修医さんもいらっしゃいました。

症例検討は6症例(1例は本学5年生,4例は松村、1例は山岸教授が呈示)を行いました。診断は最後まで明かさない形式でしたが、ダリウォール先生は全ての症例において、病歴、身体所見の情報から理論的に診断に至る過程を見事に披露してくれました。さらに講演では、診断の過程、expertの域に達するには何が必要か、わかりやすく説得力のある講演をされました。

 


6月19日(金曜日)

10:00 Case study 1

16:00 Case study 2

18:00 Case study 3

6月20日(土曜日)

10:00 Case study 1

12:30 Lecture: Process of diagnosis

13:30 Case study 2


以下は参加者の感想です。


昨日、今日ととても有意義な日々を過ごせました。先日の勉強会に参加することができ、本当に貴重な体験をしました。ダリウォール先生が実に明解に、論理的に、エレガントに症例の真相に迫っていく姿に憧れるともに、ユーモア溢れる松村先生の日本語訳を聞くのがまた、楽しくて仕方ありませんでした。


昨年から1年経った今、昨年に比して非常にケースの波に乗りながら理解してゆくことができ、非常に楽しかったです。そして、今回はオプショナルのレクチャーで、expertになるには?などといった、ズバッとしたタイトルのものがあり、本当に刺激になりました。彼が良き匠であり、更にそのような道に通ずるための哲学を語って下さることに、大変感動致しました。何より彼のステキなお人柄を感じさせられました。また、その後のケースにそういう観点に視点をおきながら、臨むこともでき、更に面白いものになりました。もう1ケースあっても良かったなぁ、と最後は少々物足りない気分にさえなってしまいました。


来年も招聘する予定です.お楽しみに!!

リウマチ・膠原病内科
松村正巳

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